時空のおっさん

管轄外

引用元:https://matome.naver.jp/odai/2134200313109265001?page=2

初めて書かせてもらいます。
親に言っても信じてもらえなく当然友達も信じてくれません。

確か俺が8歳ぐらいかな?
俺の家は商店街の魚屋で年中無休で営業してたんだ

でもその日目覚めたら
家に誰もいなくて店を閉めてるわけでもないのにほんとに誰もいないわけ
俺は「客が来たら大変だ」と
思って一人で店番してたんだそしたらすぐに異変に気付いた
時計見たら朝の9時ぐらいなのに店の奥の家の入口から見る
外の景色を見ると朝の明るさが
感じられないっていうか
簡単に言うと夕方に違いでも夕方でもなく
なんていうか グレーの夕日
オレンジな明るさがまったく感じられないっていうか

10分ぐらい店番してて気付いた
さっきから一人も店の前を
通っていない それに気付いたら今まで音が聞こえない事にも気付いたんだ
ほんとに怖くなって
リビングの冷蔵庫にもたれかかって座ってたんだ
音が聞こえないのが気持ち悪いのでテレビをつけることにしたんだけどどの局も砂嵐のザーッってなってて
そのザーって音もしない

当時ビビりだった俺は
直感的に「幽霊が近くにいる!」みたいな事を思ってすぐに家を出たんだけど
商店街なのに誰もいない店は全部開いてるのに声も聞こえない

歩いてるとおじさんがいた

走って駆け寄っておじさんの
シャツに捕まって泣きついた

「なんでここにいる?」
「他に誰にも会ってないか?」
とか聞かれてわけもわからず首を横に振った
「ここは俺の地域じゃないんだけどなぁ」
おじさんは明らかに困ってた

「仕方ない,おじさんが助けてあげるから目を閉じて3つ数えて」
言うことを聞いて目を閉じた
頭痛が消えた感じがしたので
3つ数える途中で目をちょっと開けてみた
真っ暗だった ほんとに真っ暗
おじさんのシャツをつかんでたはずなのにおじさんはいなかった

気づくと冷蔵庫の前にいた
母が「あれ?今あんた二階にいたじゃない いつ降りて来たの」
俺は安心してそれどころじゃなかった

この話は誰にも信じてもらえなかったけどここの人なら
と思い書きました